Windows 10ベースのシングルボードコンピュータLattePanda国内販売開始のお知らせ
TechShare株式会社(本社:東京都、資本金:2000万円、代表取締役:重光貴明、以下「TechShare」)は、Zhiwei Robotics Corp.(以下、「DFRobot」)のシングルボードコンピュータLattePandaを日本国内での販売を2017年10月16日から正式に販売を開始することをお知らせいたします。
LattePandaは、DFRobot社で開発したWindows10ベースで利用することを前提とした高性能なシングルボードコンピュータで、その特徴は、Windows10ベースの普通の小型PCとして利用できる点とArduinoの互換ボードが同一ボード上に搭載されているためArduinoを利用した電子工作やIoTなど、Windows PCとArduinoを複合的に利用した多彩な利用ができるシングルボードコンピュータです。
LattePandaは、既に海外では昨年より販売されていたシングルボードコンピュータですが、搭載されている無線機能の技術適合が取得されていなかったため、日本での販売はありませんでしたが、2017年9月に技術適合の取得も完了し、日本のお客様にもWifiやBluetoothを安心して利用いただける環境が整ったため国内販売を開始したものです。
主なボードの仕様としては、1.8GHzクアッドコアのプロセッサを搭載し、RAMが2Gまたは4GB、ストレージが32GBまたは64GBのeMMC、Wifi、Bluetooth4.0も利用でき、US3.0ポートを含む3つのUSBポートが搭載されており、OSがWindows10となるため、MicrosoftのExcelやWordなどのアプリケーションも使える小型のWindows PCとして利用できる性能を持っています。
主なスペック
□ Processor : Intel Cherry Trail Z8350 クアッドコア1.8GHz
□ GPU: Intel HD Graphics, 12EUs@200-500MHz,シングルチャンネルメモリ
□ Memory/ROM:
□ RAM 2GB/ストレージ 32GB eMMC
□ または、RAM 4GB/ストレージ 64GB eMMC
□ 内蔵Arduinoコプロセッサ:ATmega32u4 ※1.Arduino IDEプリインストール
□ OS Support: Windows 10 Home(標準販売では、ライセンスキー付となしの2種類のオプション有)※2
□ USB3.0ポートx1、USB2.0ポートx2
□ Wifi、Bluetooth 4.0※3
□ 利用可能なアプリケーション例:Visual Studio、Node.js、Java、Processing他
※1. Arduino IDEがプリインストールされています。
※2. Windows Professionalへのアップグレード、Enterpriseエディションなどの利用も可。
※3. 日本国内の技術適合取得済み。
また、搭載されているATmega 32U4(Arduino Leonardo相当)とのインターフェースとして、GPIOのヘッダーとDFRobot社のGravityシリーズのセンサーなどが簡単に接続できるコネクターが搭載されており、Arduinoベースのプログラムで多彩なセンサーを利用したアプリケーションを開発したり、取得したデータをWindows10上のアプリケーションで利用したりと複合的な利用形態が可能な構造のボードとなっています。
TechShareで、10月16日付で販売を開始する製品としては、下記の5点となります。
□ LattePanda 2GR /32GB (Windows 10 Home Editionライセンスキー付) ¥12,950-(税抜)
□ LattePanda 4GR /64GB (Windows 10 Home Editionライセンスキー付) ¥23,980-(税抜)
□ LattePanda用アクリルケース ¥1,280-(税抜)
□ LattePanda用Aluminum Heatsink Cooling Fan ¥1,780-(税抜)
□ LattePanda用Gravity Sensorセット ¥5,980-(税抜)
Physical Computing Labサイト(TechShare通販サイト)
http://www.physical-computing.jp
TechShareでは、まずは国内コンスーマーマーケット向けに自社通販サイトを中心に販売をスタートし、今後、販売店開拓やRaspberry PiやBeagleBoneなどで多くの実績を持つカスタム製造サービスなどを含めた組込み量産のマーケット向けの展開も進めていく計画です。
DFRobotについて
DFRobotは、ロボットプラットフォーム、センサー、Arduino互換の拡張ボードなどを開発する会社として、2008年に上海、北京、成都の3拠点で設立されたロボティックスとオープンソースハードウエアのプロバイダーです。現在は、Arduino、Raspberry Pi、LattePandaなどのハードウエアの取り扱いをはじめ、1300以上の自社開発のコンポーネントと世界220か国に150万個以上の出荷実績があります。
DFRobotホームページ:https://www.dfrobot.com/
TechShareについて
社名:TechShare株式会社
所在地:〒135-0016 東京都江東区東陽5丁目28-6 TSビル
設立:2012年1月
資本金:2,000万円
代表者:代表取締役 重光 貴明
TechShare株式会社は、シミュレーションソフトウェアとオープンソースハードウェアの販売及び関連製品の開発・販売と受託開発・技術研修などの技術サービスを提供する企業です。物理シミュレーションや振動解析等のソフトウェアの販売事業、Arduino、Raspberry Pi、BeagleBone等のオープンソースハードウェア、量産用カスタムボード、周辺機器等の販売事業の2つの事業の核として、周辺技術サービスを含めて自動車、建設機械他の民間企業、官公庁研究所、大学・高専等の教育機関向けを中心に事業展開しています。
オープンソースハードウェア事業関連サイト:http://www.physical-computing.jp/
TechShare公式サイト: http://www.techshare.co.jp/
【本件に関するお問い合わせ先】
TechShare株式会社 広報担当:亘(わたり)
電話番号:03-5683-7293
Email:info@techshare.co.jp