Dobot Magician(ドゥーボット・マジシャン)は、デスクトップで使えるリンク方機構の4軸ロボットアームです。このロボットアームには、エフェクターというアタッチメントが同梱されていて、このエフェクターを取り替えるだけで様々な作業を1台で行うことができます。エフェクターは、3Dプリンティング、描画、吸盤、グリッパー、レーザー彫刻の用途に対応するアタッチメントがあります。また、独自のエフェクターを作成して作業の幅を更に拡張することも可能です。
また、ロボットの操作は、直接ロボットアームを手で動かして、その位置を覚えさせてプレイバックする、ティーチングモード、積み木のようなブロックを並べることでプログラミングができるBlockly環境、さらにこのBlocklyから自動翻訳されたプログラミング言語をベースにしたコーディングをすることができます。ロボットの制御のために必要なプログラミングの経験がなくても、段階的にプログラミングを学ぶ環境が揃っていますので、キッズから学生、若手の技術者まで幅広くロボティクス、プログラミング、IoT教育の教材としてお使い頂けます。また、さらに、外部の回路やセンサー、アクチュエーター、ネットワークと連携させることで、工場内軽作業や生産ラインのシミュレーション、分散型スマートファクトリーの重要なアイテムとして応用することも可能です。
それでは早速、DobotMagicianを開封してみましょう。
Dobot Magicianの箱を開けてみると、このような形で本体、エフェクタ類が格納されています。
ベーシックキットとアドバンスキットの違いにつきまして、後者は前者と同じ内容物ほか、以下の4点が追加されています。
・Wifiモジュール
・Bluetoothモジュール
・レーザー彫刻キット
・ジョイスティックコントロールキット
Dobot Magicianの接続は簡単です。電源ケーブルを本体に接続し、USBケーブルをパソコンにつなげます。
本体裏面のUSBと電源プラグ
Dobot Magicianは配送時にコンピュータボードの故障を避けるために、本体両側面の黒いモーター部分の下にあるコネクタがはずされた状態になっています。電源を入れる前に必ずコネクタを接続して下さい。
Dobot Magicianの基本操作環境はDobot Studio(Magician Studio)になります。 最新版は、Dobotのウェブサイトから無償でダウンロードすることができます。 ダウンロードできたら、以下の手順に従ってインストールします。
DobotStudioインストールすると、DriverSetupの画面が表示されますので、Installボタンをクリックしてドライバをインストールします。ドライバが正しくインストールされると下記のようなダイアログが表示されますので、OKをクリックしてインストールは完了です。
Informationダイアログが表示されたら、Nextボタンをクリックします。Windows セキュリティの重要な警告が表示されたら、アクセスを許可する(A)をクリックします。
DobotStudioが起動します。
電源ケーブル、USBケーブルが正しく接続されていること、両端のモーター用コネクタが接続されていることを確認したら、本体左手後方にある電源ボタンを押します。
電源を入れると、前面左側のLEDがオレンジ色に点灯し、数秒後ビープ音がなり、LEDが緑色に点灯すれば、正しく起動しています。もしもオレンジ色のままの場合は、コンセント、電源アダプタの接続を確認して下さい。LEDが赤色の場合は、アーム正面の鍵マークのある白いボタンを押しながら、適当な位置にアームを移動させてみて下さい。ボタンをリリースして緑色になれば、正しく起動しています。
もしも起動しない場合や、LEDが緑色にならない場合は、本体背面のResetボタンを押してみて下さい。
DobotMagicianが起動したら、今度はDobotStudioを起動します。ソフトウェアをインストールしたPCからDobotStudio.exeを実行します。デスクトップのアイコンができていれば、これをクリックします。
ソフトが起動したら、左上にある丸いボタン(「接続」、または「Connect」)をクリックします。ボタンの表示が「切断」、または「Disconnect」に変化すればパソコンとDobotMagicianが正しく接続された状態です。
DobotStudioの画面のTeach&Playbackのタイルをクリックして、ハンドティーチングした座標を再生してみましょう。
写真のようにペンアタッチメントを取り付け、DobotStudioの画面のWrite&Drawのタイルをクリックして、文字や絵を描いてみましょう。
DobotStudioの画面のTeach&Playbackのタイルをクリックして、ハンドティーチングした座標を再生してみましょう。こんどは、アタッチメントに吸盤(Suctin Cup)を取り付けます。On/Offの切替で吸引をコントロールできます。
9. グリッパーでつかんでみよう
グリッパーは、吸引カップの先端を六角レンチを使って変更します。
10.Blocklyでビジュアルプログラミング
DobotStudioの画面のBlocklyのタイルをクリックして、ビジュアルプログラミングを体験しよう!
11. Scriptを使ってみよう
DobotStudioの画面のスクリプト(Script)のタイルをクリックして、DobotMagicianをスクリプトでコントロールしてみましょう。Blocklyの画面の右下に生成されているコードを貼り付けて編集することもできます。
DobotStudioの画面の3Dプリンティングのタイルをクリックして、3Dプリンティング用のソフト(RepetierHostなど)を立ち上げ、DobotMagicianのファームウェアを3Dプリンティング用に書き換えます。
プリンティングの設定をして、DobotMagicianで3Dプリンティングします。
DobotStudioの画面の3Dプリンティングのタイルをクリックして、3Dプリンティング用のソフト(RepetierHostなど)を立ち上げ、DobotMagicianのファームウェアを3Dプリンティング用に書き換えます。
プリンティングの設定をして、DobotMagicianで3Dプリンティングします。
Physical Computing LabにはDobotMagicianに関するFAQが用意されていますので、ご参照ください。
Physical Computing Labから、使い方のトレーニング、基本的な機能を確認できるデモ体験会を用意しています。
❑ さくロボ(さくっとロボットを使ってみよう)- Youtube Video講習
16. お問い合わせ
製品に関する情報や、操作に関するご質問などご希望の場合は、お気軽に
弊社サポート dobot@techshare.co.jp までご連絡ください。
17. 世界のユーザーとつながろう
Dobot製品のユーザーは世界に広がっています。質問やアイディア、データをフォーラムでシェアしてみませんか?
以下のサイトをチェックしてみてください。ユーザー同士のコミュニケーションから新しいヒントを見つけられるかもしれません。
https://forum.dobot.cc/
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