ロボットアーム はじめの一歩 箱を開いて Dobot Magicianを触ってみよう!

 

1. DobotMagicianを使ってみよう(概説)

Dobot Magician(ドゥーボット・マジシャン)は、デスクトップで使えるリンク方機構の4軸ロボットアームです。このロボットアームには、エフェクターというアタッチメントが同梱されていて、このエフェクターを取り替えるだけで様々な作業を1台で行うことができます。エフェクターは、3Dプリンティング、描画、吸盤、グリッパー、レーザー彫刻の用途に対応するアタッチメントがあります。また、独自のエフェクターを作成して作業の幅を更に拡張することも可能です。 

 

 

 また、ロボットの操作は、直接ロボットアームを手で動かして、その位置を覚えさせてプレイバックする、ティーチングモード、積み木のようなブロックを並べることでプログラミングができるBlockly環境、さらにこのBlocklyから自動翻訳されたプログラミング言語をベースにしたコーディングをすることができます。ロボットの制御のために必要なプログラミングの経験がなくても、段階的にプログラミングを学ぶ環境が揃っていますので、キッズから学生、若手の技術者まで幅広くロボティクス、プログラミング、IoT教育の教材としてお使い頂けます。また、さらに、外部の回路やセンサー、アクチュエーター、ネットワークと連携させることで、工場内軽作業や生産ラインのシミュレーション、分散型スマートファクトリーの重要なアイテムとして応用することも可能です。 

 

それでは早速、DobotMagicianの箱を開けてクリエイティブな世界へ飛び込みましょう!

Let’s unbox the Dobot Magician !

 

2. 内容物の確認

 

Dobot Magicianの箱を開けてみると、このような形で本体、エフェクタ類が格納されています。

  

ベーシックキット

 

アドバンスキット

 

3. 接続してみよう(電源、USB、アームのモーターのコネクタ)

Dobot Magicianの接続は簡単です。電源ケーブルを本体に接続し、USBケーブルをパソコンにつなげます。

 

   本体裏面のUSBと電源プラグ

 

Dobot Magicianは配送時にコンピュータボードの故障を避けるために、本体両側面の黒いモーター部分の下にあるコネクタがはずされた状態になっています。電源を入れる前に必ずコネクタを接続して下さい。

 

4. ソフトをインストールしよう

Dobot Magicianの基本操作環境はDobot Studio(Magician Studio)といいます。 最新版は、Dobotのウェブサイトから無償でダウンロードすることができます。 ダウンロードできたら、以下の手順に従ってインストールします。

 

DobotStudioのダウンロード

DobotStudioインストール直後DriverSetupの画面が表示されますのでInstallボタンをクリックしてデバイスドラバをインストールします。ドライバが正しくインストールされる、左のようなダイアログが表示されますのでOKをクリックします。

これでインストールは完了です。

Informationダイアログが表示されたら、Nextボタンをクリックします。Windows セキュリティの重要な警告が表示されたら、アクセスを許可する(A)をクリックします。

DobotStudioが起動します。

 

 

5. DobotMagicianを起動接続してみよう

電源ケーブル、USBケーブルが正しく接続されていること、両端のモーター用コネクタが接続されていることを確認したら、本体左手後方にある電源ボタンを押します。

電源を入れると、前面左側のLEDがオレンジ色に点灯し、数秒後ビープ音がなり、LEDが緑色に点灯すれば、正しく起動しています。もしもオレンジ色のままの場合は、コンセント、電源アダプタの接続を確認して下さい。LEDが赤色の場合は、アーム正面の鍵マークのある白いボタンを押しながら、適当な位置にアームを移動させてみて下さい。ボタンをリリースして緑色になれば、正しく起動しています。

もしも起動しない場合や、LEDが緑色にならない場合は、本体背面のResetボタンを押してみて下さい。

 

 

DobotMagicianが起動したら、今度はDobotStudioを起動します。ソフトウェアをインストールしたPCからDobotStudio.exeを実行します。デスクトップのアイコンができていれば、これをクリックします。

 

 

ソフトが起動したら、左上にある丸いボタン(「接続」、または「Connect」)をクリックします。ボタンの表示が「切断」、または「Disconnect」に変化すればパソコンとDobotMagicianが正しく接続された状態です。

 

6. 触ってみよう(Teach&Palyback)

DobotStudioの画面のTeach&Playbackのタイルをクリックして、ハンドティーチングした座標を再生してみましょう。

 

  

 

7. 描画してみよう(サンプル)

DobotStudioの画面のWrite&Drawのタイルをクリックして、文字や絵を描いてみましょう。

 

ペンアタッチメントの取り付け

 

 

 Write&Draw画面

 

8. 吸盤で吸い上げてみよう

DobotStudioの画面のTeach&Playbackのタイルをクリックして、ハンドティーチングした座標を再生してみましょう。こんどは、アタッチメントに吸盤(Suctin Cup)を取り付けます。On/Offの切替でエアーの吸引をコントロールできます。

 

 

   

 

9. グリッパーでつかんでみよう

グリッパーは、吸引カップの先端を六角レンチを使って変更します。

 

10.Blocklyでビジュアルプログラミング

 DobotStudioの画面のBlocklyのタイルをクリックして、ビジュアルプログラミングを体験しよう!

 

 

 

11. Scriptを使ってみよう

 DobotStudioの画面のスクリプト(Script)のタイルをクリックして、DobotMagicianをスクリプトでコントロールしてみましょう。Blocklyの画面の右下に生成されているコードを貼り付けて編集することもできます。

 

12.3Dプリンティングにトライ!

 

 

DobotStudioの画面の3Dプリンティングのタイルをクリックして、3Dプリンティング用のソフト(RepetierHostなど)を立ち上げ、DobotMagicianのファームウェアを3Dプリンティング用に書き換えます。

プリンティングの設定をして、DobotMagicianで3Dプリンティングします。

 

 

 

13.レーザー彫刻にトライ!

DobotStudioの画面の3Dプリンティングのタイルをクリックして、3Dプリンティング用のソフト(RepetierHostなど)を立ち上げ、DobotMagicianのファームウェアを3Dプリンティング用に書き換えます。

プリンティングの設定をして、DobotMagicianで3Dプリンティングします。

 

 

14. 困ったらまずFAQ!

Physical Computing LabにはDobotMagicianに関するFAQが用意されています。ご参考になさって下さい。

 

 

15. トレーニングを受けたい!

 Physical Computing Labから、使い方のトレーニング、基本的な機能を確認できるデモ体験会を用意しています。

 

16. もっと動かしたい。Conveyor Belt/Slider/Vision

 DobotMagicianの可動域を広げたり、カメラとの連携による応用システムを構築できます。

各種拡張製品は、Physical Computing Labから。。。

 

 

17.こんなエフェクターが欲しい!

 こんなエフェクターが欲しい!というお声をお聞かせ下さい。お客様のお声を将来の製品開発に生かしてまいります。

リクエストはお気軽にこちらまで。。。

 

store@techshare.co.jp

 

18. 世界のユーザーとつながろう!(ユーザーフォーラム)

 

Dobot製品のユーザは世界に広がっています。質問やアイディア、データをフォーラムでシェアしてみませんか?

以下のサイトをチェックしてみてくださいユーザ同士のコミュニケーションから新しいヒントを見つけられるかもしれません。

https://forum.dobot.cc/

 

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